CASカップ終了!

4月10~11日に、CASカップ2010を開催しました。
第十回記念大会となった今回、優勝は「気分上々」でした。
結成の早い時期からCASカップに出場してくれていたチームの初優勝は、なかなか感慨深いものがありました。

前身に当たる「横浜カーリングクラブ杯ボンスビル大会」から、その精神やカップを引き継いではや10年。私たち主催のCASカップになって初めて、そのカップを横浜カーリングクラブ所属のチームが受け取りました。おめでとうございました。

なお、詳しい内容は、以下のページで順次公開予定です。

●第10回CASカップ2010のページ

— by かいちょ 2010年4月13日 02時36分  

日本、スイスに激闘の末、勝利

怪鳥です。藤記さんの観戦レポートの転載です。
やったねー!
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ノルウェー戦の敗戦から数時間後、日本はスイスとの対戦です。
日本は、リード:斉藤さん、2nd:比田井さん、3rd(v):市川さん、4th(s):中島さんのオーダーで臨みます。

第1エンド:日本先攻。双方ともガードを置き、日本は2nd2投目でガードをレイズ。これがハウスの本当に端っこにかかった状態で残り、 No.1に。スイスはこれをなんとかテイクしようとしますが、ハウスの端ということもあってスルーが続きます。日本も相手がミスしている間に、センターへカムアラウンドでNo.1を作ろうとしますがなかなかうまくいきません。結局、スイスのラストロック前までその状態が続き、結局スイスがNo.1をドローして1点をとりました。 JPN 0 - 1 SUI

第2エンド:日本後攻。日本は早い段階でNo.1を確保し、No.2を狙いますが、なかなかとれず、3rdの2投目になってドローがガードをかすってようやくNo.2の位置へとまります。しかし、スイスのスキップはラストロックで見事なドローを見せNo.1を確保、日本もラストロックで同じラインで狙いますがウェイトの違いか曲がってしまい、スイスに1点スティールを許してしまいます。

第3エンド:日本後攻。双方ともガードを置きにいった石が伸びてハウス内に石が入っていき、これをテイク合戦の結果日本がうまい位置にNo.1 をとります。すると今度はドロー合戦に移行しますが、両チーム3rdが終わった状態で日本がNo.1, 2を確保して有利な展開となります。しかし、スイスはスキップがラストロックですばらしいレイズショットでNo.1を確保。日本もラストロックでやり返そうとしますが、ウェイトがやや弱かったのかうまく当たらず、またもスイスに1点をスティールされてしまいます。 JPN 0 - 3 SUI

第4エンド:日本後攻。この辺から、応援に必死でメモがいい加減になっています。ご容赦を。このエンドは、序盤スイスがペースを握りますが、スイスの2nd, 3rdにミスが出たのに対し、日本の2nd, 3rdは素晴らしいとまでは言わなくとも、十分合格点のショットをきちんと決め、No.1を確保します。相手スキップのテイクはガードに当たってしまい、日本はラストロックでドローを決めれば2点でしたが、ドローショットは残念ながらショート。1得点にとどまります。 JPN 1 - 3 SUI

第5エンド:日本先攻。日本のリード、2ndともにガードを置くはずが全部ハウスティー前に集まってしまいます。スイスはこれをテイクにきますが、ラインが乱れてスルーしたり、ダブルテイクを狙っても1個しか出なかったりで、日本が有利に試合を進めます。スイスは3rdの1投目で、日本の石をヒットステイしてNo.2を作りますが、これをお返しにヒットステイに行った投球はスルー。しかし、スイスもこのNo.2をレイズで押し込むことができず、結局ラストロックでのドローもショートし、日本が1点をスティールし、1点差に追いすがります。  JPN 2 - 3 SUI

第6エンド:日本先攻。日本がハウス内に置いた石を、スイスがテイクするという展開の中、日本は3rdの2投目でヒットロールがきれいに決まり、No.1&No.2を確保。スイスはこれをテイク使用とするも決められず。最後にドローをするもやや強くなってNo.3となり、日本は2点をスティールして逆転します。 JPN 4 - 3 SUI

第7エンド:日本先攻。早めにNo.1を確保した日本でしたが、スイスはヒットロールを決めて形勢を逆転。日本のスキップのドローおよびレイズテイクが失敗し、スイスがNo.1&No.2を確保した状態で、スイスのラストロック。ドローされれば3点の状態でしたが、ショートし、スイスは 2得点にとどまります。 JPN 4 - 5 SUI

第8エンド:日本後攻。日本は早めにNo.1を確保し、ガードを固めます。スイスはテイクが一度失敗した後、なんとかドローかレイズでNo.1 をとろうとしますがうまくいかず、ラストのレイズも失敗。ここで日本は2点目をレイズでとろうとしますが、こちらもウェイトが少々足りず失敗。日本は1得点にとどまり、同点。エキストラエンドに突入します。 JPN 5 - 5 SUI

エキストラエンド:日本先攻。日本は、リード第1投でセンターガード。スイス第1投はその後ろにカムアラウンドでドローを決めますが、ティーラインより石半分ほど後ろに止まりました。日本のリード第2投は同じくカムアラウンド。ここで、日本のリード斉藤さんの放ったショットは、スイスの石のまん前にぴたりと素晴らしいフリーズ。ここからスイスはどうにかしてセンターガードをあけようとしますが、日本も外されたり、ずらされたりしたガードを 2nd, 3rd, 4thが丁寧に置きなおし、No.1の石をしっかりと守りにいきます。スイスのラストロックはアングルレイズでNo.1を狙いますが、少しラインが狂っていたか失敗。日本は1点をスティールして勝利です。

スイスは、この大会を通じてややショットが不調。この試合も今ひとつ精彩を欠いていました。日本もミスは決して少ないとはいえない状態でしたが、スイスに喰らいついていくうちにリズムが出始め、エキストラでは全員が素晴らしいショットを決めて勝利しました。

これで日本は通算成績を2勝4敗とし、ちょっとリズムが上向き始めたようです。明日以降も調子が上がってくることを期待したいものです。

明日は昼はお休み、夜はアメリカ戦です。チームメンバーにも笑顔が戻ってきたので、いい試合をしてくれることと思います。

私は、ちょっと祝杯で飲みすぎました(笑)。

— by ふじき 2010年3月17日 19時07分  

 

スイス戦、エキストラの末、ついに勝利

怪鳥です。続いてまるち君からも観戦レポートと、画像が届きましたので、報告します。
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昼からのノルウェー戦まで連敗つづきでしたが…

夜のスイス戦はエキストラの末、ついに勝利をみることができました。

スコア
JPN 000112011 6
SUI 111000200 5

エキストラは斉藤さんのタイトセンタ-ガードから始まり、スイスリードのカマーが石1つボタン奥に、そこに斉藤さん2投目のカマーがボタンでフリーズ。
この石を粘り強く守って再逆転勝利!

大きく盛り上がりました。
これで2勝目です!

今日の写真は会場外観です。
カーリング会場の外観



— by まるち 2010年3月17日 19時00分  

 

日本、ノルウェーにも敗れる

怪鳥です。引き続き藤記さんのレポートを転載いたします。
正念場ですね。がんばれニッポン!
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パラリンピックの車椅子カーリングもそろそろ折り返し。ここまで1勝3敗と今ひとつ乗り切れない日本、今日はまず昼のゲームでノルウェーと対戦です。

ノルウェーのチームは、オリンピックで話題を集めたパンツをはいての登場です。
日本のオーダーは、リード:斉藤さん、2nd:小川さん、3rd(v):市川さん、4th(s):中島さんです。

第1エンド:日本先攻。両チームともウェイトが安定せず、ショートしたりスルーしたりの投球が続く中、日本はハウス内にNo.1, 2, 3をつくり、有利な展開に持ち込みます。ここでノルウェーはNo.1をヒットステイ、日本もこのNo.1をヒットステイしようとしますが、わずかにラインが狂ったかGに触ってしまいテイクができず。ノルウェイにNo.2をヒットステイされて2点をとられてしまいます。 JPN 0 - 2 NOR

第2エンド:日本後攻。このエンドはすべて悪いほうへ空回りしたエンドでした。石を溜め込むまでは良かったものの、それをヒットステイされ、ヒットし返そうとするとラインが狂ってスルーを連発。ドローしようとすれば相手の石を押し込むというリズムの悪さで、4点とられる状況を、ラストロックでレイズでNo.4をとって何とか3点に収めるのがやっとでした。 JPN 0 - 5 NOR

第3エンド:日本後攻。序盤、ノルウェー、日本ともドローウェイトがやや強く、バックライン手前でのフリーズ合戦となってしまい、ノルウェーが No.1をキープする展開になります。日本はガードのレイズでティーライン前にNo.1を作って対抗しますが、この石もテイク合戦になってしまい、日本のテイクはロールが流れてNo.2に。日本はラストショットでレイズでNo.1をとりにいきますが、これがほんの少し短くNo.2にとまり、ノルウェーにまたも1点スティールを許してしまいます。 JPN 0 - 6 NOR

第4エンド:日本後攻。日本、ノルウェーともにハウス内に石が溜まり、日本は一時No.1~No.3をとります。しかし、ここからノルウェーの 3rd2投目でダブルテイクが決まり、さらにノルウェー4th1投目で再度ダブルテイクが決まって、気がついてみればノルウェーがNo.1~No.3をとっているというピンチになります。ここで、日本のラストロックは痛恨のショート。ノルウェーが3点をスティールしてしまいます。 JPN 0 - 9 NOR

第5エンド:日本後攻。日本はガードを置いた裏に、カムアラウンドでまずNo.1を確保。ノルウェーが日本のガードをハウス内に押してくれるという幸運も手伝ってNo.1, 2, 3を確保します。No.2はノルウェーにヒットステイされますが、日本はそれをピールしてNo.1, 2を確保、ノルウェーのラストの投球もガードにあたり、日本はドローを決めれば3得点のケース。しかし、日本のラストロックのドローはわずかに強く、ハウスを通り過ぎてしまい、2得点にとどまります。 JPN 2 - 9 NOR

第6エンド:日本先攻。両チームともウェイトが少し狂ったり、テイクのラインがずれるなどして、ティーライン奥に日本がNo.1を作ります。この石をめぐってのテイク合戦が展開しますが、ノルウェーがヒットロールをうまく決めてガードの裏へ。これに対し、日本はスキップの1投目でガードを押して対抗しますがNo.2。スキップ2投目でドローを試みますがショート。対してノルウェーはきちんとドローを決めて2得点。 JPN 2 - 11 NOR

第7エンド:日本後攻。日本は、カムアラウンドのドローが曲がりきらずにハウス内に丸見えで残ります。これをヒットステイされてNo.1をとられると、なかなかその石を追い出すことができず、最後にレイズでNo.1をとるのがやっとでした。 JPN 3 - 11 NOR
ここで、日本はコンシードにより試合終了となりました。

ノルウェーのリード、2ndはそれほどいいショットをしていたとは思えなかったのですが、3rd, 4thがそれをうまくカバーするショットをしていました。日本は逆に3rd, 4thの場面でアイスがつかみきれていないせいか、微妙なずれが出ることが多く、追いつくチャンスは結構あったように見えましたがそれを逃してしまいました。

これで通算1勝4敗となりました。なんとか踏みとどまってほしいところです。

— by ふじき 2010年3月17日 17時24分  

日本、カナダに敗れ1勝3敗

怪鳥です。藤記さんのレポートを転載します。中盤戦、がんばって!
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パラリンピックの車椅子カーリングもいよいよ中盤戦、本日は地元カナダとの対戦です。

日本のオーダーは、1戦目のイタリア戦と同じく、リード:斉藤さん、2nd:比田井さん、3rd(v):市川さん、4th(s):中島さんです。

第1エンド、日本後攻。両チームとも、相手の石を追い出す作戦をとる中、日本はテイクの失敗や、払った石が自分の石にジャムすると言うツキのなさもあって、ハウス内にNo.1, 2, 3を作られてしまいます。結局スキップショットで相手の石をヒットステイしてNo.1を確保しようとするものの、このウェイトが弱く、相手を押し出すまでにはいたらず、このエンド、3点をカナダにスティールされてしまいます。 JPN 0 - 3 CAN

第2エンド、日本後攻。カナダはシンプルにドローから始め、こちらのドローした石をヒットしてくる展開。これに対し、日本はテイクが決まらず、苦しい展開になり、途中ヒットロールでの打開を図るもピールしてしまって状況が改善せず、スキップのラストショット前にカナダにガードの後ろにNo.1, 2を作られます。なんとかヒットロールでNo.1を作ろうとしますが、ヒットステイとなりNo.2止まり。またもカナダに1点をスティールされてしまいます。 JPN 0 - 4 CAN

第3エンド、日本後攻。カナダはドロー中心の攻め。対する日本は、テイクがやはり決まらずに苦しい展開になります。またもハウス内にNo.1, 2, 3を作られ、ラストショットでレイズでNo.1をとりにいきますが、わずかにウェイトが足らずNo.3に。このエンドもカナダが2点スティールとなります。 JPN 0 - 6 CAN

第4エンド、日本後攻。このエンドは、ハウス内に入ったカナダの石を日本がティーライン奥へタップバックし、その前でのヒットの応酬から、何とかNo.1 を確保します。ここで相手スキップの1投目はラインが狂ってカナダの石を出してしまい、日本に一気にチャンスが訪れます。しかし、ここで日本のスキップのドローショットはスルー。さらに相手スキップのテイクが外れて得点のチャンスも、ラストロックのドローはショートしてガード止まりと、大量得点が目の前にぶら下がっていながらそれを逃してしまい、1得点にとどまります。 JPN 1 - 6 CAN

第5エンド、日本先攻。ハーフタイムをはさんで、なんとかリズムを変えたい日本。先攻なので先に仕掛けて主導権を握りたいものです。日本はガードを置いて、それをレイズしてハウス内にNo.1を作りますが、カナダはこれをヒット。日本もヒットし返して、ティーライン奥にNo.1を作ります。カナダはこの石にフリーズショット。日本もフリーズを仕返しますが、これがちょっと短くボタン付近へのドローになります。カナダは、この日本のNo.1を狭い2つのガードの隙間を通してヒットするすばらしいショット。日本も同じショットを狙いますが、ほんの少しラインが誓ったのかテイクできず。結局、カナダが2得点となります。 JPN 1 - 8

第6エンド、日本後攻。どちらもドローがウェイト不足気味でハウス前に石が溜まる展開になりますが、先にドローしたカナダの石を日本はタップバックして No.1をとり、これをテイクしようとしたカナダがミスをしてスルーすると、再びドローしてNo.1, 2をとります。カナダは再びテイクをミスし、日本は畳み掛けたいところでしたがドローショットがショート。するとカナダはNo.1へのフリーズショットを決めてNo.1をとります。日本は、No.3となった自分の石に当たってロールしてカナダのNo.1の前へとまり、No.1に。カナダはそれに対してドローでのNo.1をとろうとしますがショート。日本のラストロックを前にNo.1 が日本、そのすぐ後ろにカナダのNo.2、という展開になります。日本は、ガードの石を使ってのプロモーションテイクか、ボタンへのドローかを悩みますが、安全なドローを選択。しかし、このドローはショートしてしまい、1得点にとどまりました。 JPN 2 - 8 CAN

第7エンド、日本先攻。どうしてもスティールしたい日本は、ダブルセンターガードを置いて攻めの姿勢を見せますが、カナダに先にカムアラウンドを決められ No.1をとられてしまい、これを少し押していこうとするもラインやウェイトのずれから決まらず、サードまでの段階でカナダがNo.1, 2の状態になります。日本はヒットロールで打開しようとしますが、残念ながらこれをミス。カナダはラストロックでドローを決めて3得点。この段階で試合終了となりました。

シート状況を最後までよくつかめなかった日本に対し、カナダはリード・セカンドが細かいミスはあったもののテイクショットを中心にしっかりと決め、サード・4THもすばらしい精度のショットを随所に決める素晴らしいできでした。

3連敗してしまった日本ですが、まだ半分終わっていません。残り5試合でのカムバックを期待したいものです。

明日は昼のゲームでノルウェイ戦、夜のゲームではスイスと当たります。強豪との対戦が続きますが、がんばれ日本。

— by ふじき 2010年3月16日 15時30分  

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