【デンマーク戦】先攻の優位性

 カーリングの場合、最後にストーンを投げる後攻が有利であるとされます。特に曽我アナの実況では、これが繰り返し聞かれますが、では一つのエンドの中で後攻は優位に試合を進められるのかというと、むしろそうではないと思います。

 日本が初勝利をあげたデンマーク戦。日本は第1エンド後攻でしたが、1点しかあげられませんでした。後攻では2点とるのが勝利の方程式だとすると、先攻主導型でエンドが進んだことになります。さらに先攻に回った日本は、第2、第3、第4エンドと先攻で得点する「スチール」をしていきました。第5エンドで後攻のデンマークが得点しますが、ここでも1点しか与えず、つまりこの試合の前半は、全てのエンドで先攻主導型で進んだと言えるでしょう。

 フリーガードゾーンのルールがあることで、(両チームのリードの)4投目までは相手のガードをテイクアウトすることができません。(先攻の)セカンドの1投目までにガードに守られたNo.1のストーンが組めたりすれば、往々にして先攻が主導権を握ってエンドが進んでいきます。もちろん、後攻はあの手この手で2点以上得点できる形に持って行こうとするわけで、そこに攻防が生まれるわけです。このときに「有利な後攻」などと繰り返し実況されると、「え?今は先攻が優位に進めているでしょう」と、興ざめしてしまうのです。

 何年か前の世界選手権のエキストラエンド(第11エンド)で、先攻がミスなくきっちりとガードをし、後攻がこれを外すという繰り返しの後、最後までガードをし切って、結果、先攻が逃げ切って勝利したのをビデオで見たことがあります。そのときに「先攻ってすごい!」と思ったものでした。この先の試合でも、先攻でも優位に試合を進められるように、日本チームにがんばってもらいたいものです。

追記 男子のカーリングでは、パワーがあるので、あっという間にストーンをテイクしていって、後攻優位な(と言うかブランク0-0か2点か、みたいな)ケースにすぐなってしまうかもしれませんが・・・(そういえば、男子の試合も少しくらい中継してほしいものです)。

ソチオリンピック  

— by かいちょ 2014年2月12日 17時00分  

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