日本、ドイツに敗戦して1勝2敗

怪鳥です。藤記さんの観戦レポートを転載します。がんばれチーム長野!
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韓国戦の敗戦から約3時間。18:00からドイツとの試合が行われました。

日本は、オーダーをイタリア戦と同じに戻し、リード:斉藤さん、2nd:比田井さん、3rd(v):市川さん、4th(s):中島さんで臨みます。

第1エンド、日本後攻。先攻のドイツがハウス内に石を溜める展開になり、日本も何とかドローで石を溜めていこうとしますが、相手の石に当たってしまうなどして、今ひとつ有効なポジションをとれず、相手の石をテイクにいくと叩いた石が自分の石にジャムして残ってしまうなど、今一つ流れに乗れません。ラストロックを前に、ハウス内にはドイツの石がNo.1~No.3まであり、No.1確保のためドローをしますが、少しウェイトが不足してNo.4の位置で止まってしまいました。日本は3失点です。 JPN 0 - 3 GER

第2エンド、日本後攻。両方のチームとも、主導権を握ろうとドロー合戦の様相となりますが、No.1を確保したドイツはガードを重ねてスティールを狙います。日本は、テイクをすると自分のNo.2を叩いてしまう危険があったため、ガードをはらうことができず、相手No.1をほんの少し押すショットを試みますがうまくいきません。最後は、中島スキップが距離のあるレイズテイクを試みますがこれが失敗し、ドイツが1点をスティールしました。JPN 0 - 4 GER

第3エンド、日本後攻。このエンドも、ドイツは早めにハウス内に石を溜める作戦に出ます。日本は早めにテイクして相手の石を追い出そうとしますが、ラインが微妙にずれてしまい、テイクが決まりません。最後のスキップドローもスルーしてしまい、ドイツが3点スティールです。 JPN 0 - 7 GER

第4エンド、日本後攻。このエンドは、序盤は双方ともにいいショットの応酬を見せ、日本がNo.1を確保して有利に試合を進めます。が、ドイツがテイクをスルーすると、お付き合いするように日本もテイクをスルーしてリズムを乱し、それ以上の石を溜められずにラストロックへ。最後のドローを成功すれば2得点でしたが、ウェイトが足りずショート。1得点に留まります。 JPN 1 - 7 GER

第5エンド、日本先攻。このエンドから、リズムを変える意味もあってか、2ndを比田井さんから小川さんに交替します。両チームともやや決めきれない展開が続くなか、ドイツは3rdの2投目で見事なレイズに成功し、ハウス内にNo.1, No.2を確保します。日本は中島スキップがダブルテイクを試みますが、1投目はNo.1のみをピール。相手スキップがすばらしいドローショットで再び No.1, No.2を作ると、再度ダブルテイクを試みますが失敗、このあとドローも決められて3失点となります。 JPN 1 - 10 GER

第6エンド、日本後攻。ドイツが逃げ切り体勢に入り、ハウス内をクリーンにする作戦を行う中、日本はコーナーガードの裏に着々と石を溜め、相手のテイクがスルーする幸運にも恵まれて、No.1, No.2を確保します。相手スキップはダブルテイクを選択しますが、日本のガードに当たってしまい、その後日本はドローを決めて、3得点を奪います。 JPN 4 - 10 GER

第7エンド、日本先攻。なんとかハウス内に石を溜めたい日本に対し、ドイツはハウス内およびハウス前を徹底的にクリーンにしてきます。日本も必死にくらい付きましたが、最後はスキップに見事なドローを2発決められ2失点。JPN 4 - 12 GER
ここで日本はコンシード。敗戦となりました。

外から見ていると、ほんのわずかのミス、ほんのわずかの読み違えに思えるものが積もり積もっての点差になったという感じのゲームでした。また、研究されているなぁということも伺え、これからも苦しい戦いが続きそうです。

これで日本は1勝2敗。それでもラウンドロビンはまだ6試合残っています。挽回は十分可能です。他の試合を見ていても、これまで格上とされたチームが軒並み苦戦する状況になっています。まだまだ期待して見ていきます。

明日は12:30より、カナダ戦1試合です。完全アウェイでつらいところですが、なんとか切り抜けてほしいものです。

— by ふじき 2010年3月15日 18時07分  

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